名刺カッターならインターテクノにおまかせ

インターテクノ株式会社

製品サポート

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カットズレ トラブルと対策

プロスカット はさまざまな技術を駆使してカードを正確にカットしますが、
レイアウトやマシンの設定などが違うと、正しくカットされず仕上りがズレることがあります。

ひと言でカットズレといっても、ズレの内容はさまざまであり、
その原因もひとつひとつ異なります。

まず確認!
  1. 給紙ユニットのツメはロックされていますか?
  2. 紙はカールしていませんか?
  3. カットマークの上(周囲)にトンボ線やデザインの塗り足しなどがありませんか?
    ( カットマーク機能を使用している場合)
  4. 用紙の表面が凸凹やザラザラしていたり、特殊な色紙ではありませんか?

給紙ユニットはしっかりツメが入ってロックされていますか?

症状1
ファーストカットがズレている

ファーストカットがズレると、すべてのカードがズレて仕上がってしまいます

天板を開け、給紙ユニットの2カ所のツメが「LOCK」の方向に入っている状態でねじが締まっている事を確認して下さい。

正:ツメが入っている

誤:ツメが入っていない

  • 正常
  • ズレ
  • 正常
  • ズレ
  • 正常
  • ズレ

印刷画像の途中や手前でカットしてしまい、カードから印刷画像がはみ出したりズレて仕上がる。

<カットマーク機能ONの場合>

Kマーク(■正方形)使用

余白箱に落ちているA4台紙の一番先端の余白と、■正方形マークが印字されているセンター余白をチェックして下さい。

余白箱のごみを一旦すべて捨てて空にすると簡単に確認できます。

  • [正常]
    マークのトップの位置にファーストカットが入っている事がカット全体の基準となります。
  • [ズレ(早切り)]
    早切りしたり、遅切りしたりしている場合はカットマーク微調整機能を使ってファーストカット位置を補正してください。
  • [ズレ(遅切り)]

Cマーク(長方形)使用

  • [正常]
  • [ズレ(早切り)]
  • [ズレ(遅切り)]

マークのトップ位置から3㎜下にファーストカットが入っている事がカット全体の基準となります。

カットマーク機能は正しく設定されていますか?

設定が正しいか確認してください。

カットマーク機能を正しく設定すれば
上下印刷位置ズレを自動補正することができます。

  • A4台紙の印刷時に■や のカットマークをプリントしていますか?
  • 操作パネルのカットマークボタンを押して正しくカットマーク機能の設定が出来ていますか?

使用マーク■の場合

カットマークボタン2回押しランプ「点滅」

使用マーク の場合

カットマークボタン1回押しランプ「点灯」

カットマークの上部に
トンボやデザインの塗りたし等が
印刷されてる場合も
不具合が生じる事があります。

カットマークの上部にトンボを入れないで下さい。
カットマーク機能ONの時、カット位置を誤検知する事があります。
トンボ以外のデザインや汚れ等についても同様です。

カットマーク機能を使用しない場合の上下印刷位置ズレ

<カットマーク機能OFF(紙先端基準)の場合>

〈先端余白寸法の調整方法〉

  1. 調整設定ボタンを1回押す
  2. 現在選択しているカットモードでの先端余白寸法が表示される。
    例)カットモード1の場合:11.0と表示(デフォルト値)
  3. △▽ボタンを押して先端余白寸法を設定する(0.1㎜単位で±2.0㎜まで調整可能)
  4. 設定値の入力が終わったら、調整設定ボタンを4回押して4ケタの数字(製品枚数表示)に戻す
    注)カットマーク機能ONの場合は、この設定値は無視されカットマーク位置でのカットが優先されます。
      手動設定での先端余白寸法を優先する場合は、カットマーク機能をOFFにして下さい。

症状2
カット位置が徐々にズレていく

1枚の台紙においてファーストカット位置は正確なのに1段目・2段目・3段目・・・とカットが下の段に進むにつれて徐々にズレが大きくなる

1段目

2段目

1段目はズレずに正しくカットされている。

3段目

4段目

カットが下の段に進むにつれてカット位置のズレが大きくなる。

(文字とカードの端の余白が広がっていく)

5段目

↑カット前のA4シートに手書きで1段目・2段目・・・と記入すると、カット後に分かりやすい
確認その1 まず確認!
カットモードの設定は正しいですか?

作成いただいているレイアウトと選択されているカットモードの設定が異なるとカットが下にの段に進むにつれてカット位置が徐々にズレていきます。

カットモード表示とカットモード選択ボタン
(押すたびに設定が変わります)

※上の写真はカットモード1が選択されている状態

ご使用のレイアウトに合わせて正しいカットモードを選択して下さい。

  • カットモード1

    (シングルカット)水平ドブ無し

  • カットモード3

    (ダブルカット)水平ドブ3mm

  • カットモード2

    (ダブルカット)水平ドブ2mm

  • 名刺デザインが白色(単色背景)の場合 →モード1(シングルカット)を選択
  • 名刺デザインが異色の場合→モード3(ダブルカット)を選択

モード1およびモード3に設定するデザイン例はこちら

(注)モード2(ダブルカット)はレーザープリンターの印刷不可領域で名刺デザインが欠ける場合の緊急避難モードです。基本的には使用しないでください。

確認その2
カットモードが正しく設定されていてもカット位置が徐々にズレていく場合、印刷が拡大・縮小設定になっていたり、紙が伸縮している可能性があります。
規定寸法と実際に印刷したカット枠が、仮に5段合計で0.5㎜異なると1段ごとに0.1㎜程度のズレとして発生し、目視で視認できます。
〈印刷サイズの確認方法〉
  1. 名刺のカット枠(罫線)は、通常プリントされない設定になっています。カット枠も同時にプリントする設定にして、出力してください。
  2. 用紙にプリントされたカット枠の寸法を測定してください。(JIS規格の金尺などで正確に測定してください)
  3. 設定したカットモードの規定寸法と、印刷したカット枠の実寸法が一致しているか確認してください。
〈規定寸法〉
カットモード1 :
名刺1段の長さ55㎜、5段合計の長さ 275㎜
カットモード2 :
名刺1段の長さ55㎜、5段(+水平ドブ)合計の長さ 283㎜
カットモード3 :
名刺1段の長さ55㎜、5段(+水平ドブ)合計の長さ 287㎜
この場合、カッターは正しいサイズでカットしていても、印刷のサイズが正しくないために、結果として仕上りがズレている状態です。

印刷サイズに多少の誤差が生じた台紙については、操作パネルの設定でカットするカード長寸法(紙送り方向カット寸法)を調整することによって補正可能です。

調整できる範囲は、カード長のデフォルト値に対して±0.5㎜までです。

〈カード長 寸法の調整方法〉
  1. 調整設定ボタンを2回押す
  2. 現在選択しているカットモードでのカード長寸法(紙送り方向カット寸法)が表示される
    例)カットモード1の場合:55.0と表示(デフォルト値)
  3. △▽ボタンを押してカード長 寸法を設定する(0.1㎜単位で±0.5㎜まで調整可能)
  4. 設定値の入力が終わったら、調整設定ボタンを3回押して4ケタの数字(製品枚数表示)に戻す

注)カード長の調整設定値は、レイアウトされた1~5段すべてに共通で反映されます。

※モード2・モード3の場合水平ドブ幅を補正する方法もあります。


症状3
左右のスリット位置がズレる

規定のレイアウト位置に印刷されず、印刷位置が左右方向にズレている状態です。

レイアウトの位置もしくは印刷時の余白設定を変更する必要があります。

印刷左右位置がズレた状態ですでにプリントされてしまった台紙は、左右調整ダイヤルで台紙の左右位置を微調整することが出来ます。

調整できる範囲は、センター位置から左右に±3.0㎜までです。

  • 正常
  • 左右ズレ

ズレを確認するためにカット枠を印字した台紙。

印刷位置が全体的に左にズレている。


症状4
左右のスリット位置が徐々にズレる

左右調整ダイヤルでセンター位置を合わせても1段目→2段目→3段目…と下の段に進むにつれて左右スリット位置が徐々にズレていく場合、印刷が台紙に対して斜めになっている可能性があります。


斜めに印刷された台紙

症状2と同じ方法で、カット枠(罫線)を印刷してください。

カット枠から台紙の端までの幅を測定し、1段目と5段目で差があれば台紙への印刷が斜めになっています。

プリンターの設定(用紙ガイドの幅や用紙の積載数など)をご確認ください。


症状5
カードの表と裏の画像がズレる

カットした1枚のカードで、表と裏の画像が合わない場合はA4台紙を両面プリントする際の位置合わせ不足です。

PROSCUT PCM-15は台紙の表面を規準にして裁断する製品です。

表裏の印刷位置合わせについては、プリンターの設定をご確認ください。

表裏のプリントズレ幅を確認するには、症状2と同じ方法でカット枠を印刷して表裏それぞれの余白を測定するか、カットマーク機能を用いてカットしたマーク部分の余白紙片を余白箱から取り出して確認してください。




  • 表と裏がズレていない

  • 表と裏の印刷自体がズレている

表と裏の区別がつくようにカットする前に「表」「裏」の目印をつけて下さい。

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